「お金」について

クレジットカード決済画像 お金のこと

入院治療費、利用できる制度

癌という大病、はじめての入院、そして生活に直結するお金のこと。
乳がんを告知されてから、色々なことが不安で怖かったです。

各制度の仕組みを理解することで、
お金に関する不安が軽くなり、
入院時には、手術と向き合うことが出来たように思えます。

このページでは「乳がんに関するお金のアレコレ」が分かります。

病院への支払い

私が入院した大阪市立総合医療センターでは、
支払いは現金以外に、クレジットカード決済が可能でした。

後述する「高額医療制度」を利用したことで、
「自己負担限度額」を超えての支払いはなかったのですが、
・検査~入院・退院:2ヵ月
・放射線治療   :1ヵ月
の計3ヵ月は、毎月「自己負担限度額」で支払いが発生。
。。。ということは、
本来は、上限以上に支払いが発生していたということですね。

ちなみに入院費(5日間)は保険適用で「約200,000円」でした。
200,000円が「自己負担限度額」の支払いで良い、というのは、
本当に素晴らしい制度だと改めて思います。

高額医療制度

前述でもお伝えしていた、
この素晴らしい制度を簡単に説明すると
「治療費が自己負担限度額を超えた時、
その差額が支給される仕組み」
の制度です。

保険に加入していれば誰でも利用でき、
自己負担上限額は、年収や年齢(69歳以下か70歳以上か)によって異なります。

「限度額情報」の照会ができる病院の場合、
自身で限度額適用認定証の申請手続きを行わなくても、
この制度を利用することが可能です


※マイナンバーカードについて
マイナンバーカードを健康保険証として利用すれば、
「限度額適用認定証」がなくても、公的医療保険が適用される診療に対しては
限度額を超える分を支払う必要がありません
出典:厚生労働省ホームページ (https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_22682.html#kokumin9

YOU
みなさま

高額医療制度は聞いたことあったけど、
限度額適用認定証の申請は不要でいいんだ!

みやち
みやち

はい。私の場合オンライン資格確認を導入している医療機関だったので、
病院窓口で「限度額情報の表示」に同意することで、
支払い時にすぐに利用ができました!

オンライン資格確認を導入している医療機関で、
自己負担上限額を超えた後のその月の支払いはどうなるのかなって思ってましたが、
単純に支払いは0円と記載されていました。

それはそうですよね。笑

自己負担限度額は、

自己負担上限額は「月ごと」です
月をまたいで治療や入院をする場合は、注意しましょう。

傷病手当金

傷病手当金は、社員や公務員などで健康保険に加入している人が対象の制度です。
病気やケガのために仕事を休み、
会社から給与を受けられない場合に支給されます。

支給条件:次の4つの条件を満たすことで支給されます。
①業務外の事由による病気や怪我
②労務不能で仕事につけないこと
③4日以上仕事を休んでいること
④給与を受けていないこと

上記③の「4日以上仕事を休んでいること」について。
病気やケガの療養のため仕事を休んだ日から連続して3日間(待期)の後、
4日目以降の仕事に就けなかった日に対して支給されます。


待期には、有給休暇、土日・祝日等の公休日も含まれます。
(給与の支払いがあったかどうかは関係ありません)

傷病手当金が支給される期間は、
令和4年1月1日より、支給を開始した日から「通算して1年6ヵ月」に変わりました。

万が一、再発をした場合でも、支給期間は通算した期間なので
今回短期間で取得を予定していた私でも、安心して利用をすることができました。
とてもありがたかったです。

※「全国保険協会 協会けんぽ」のホームページで、詳細が確認できます。
リンク先:病気やケガで会社を休んだとき(傷病手当金)