私は、非浸潤がんで範囲も大きくないことから、乳房温存で手術を行いました。
このページでは
「検査から手術、退院後の治療」について、お伝えします。
検査~手術~退院~放射線治療
会社の健康診断で、マンモグラフィの検査を受けた際、
要検査になったことがキッカケでした。
ネットで乳腺外科を検索し、良い口コミが多いクリニックへ予約を入れました。
そこで、マンモグラフィ・超音波・細胞診※の、各検査をすすます。
※細胞診:穿刺(せんし)吸引細胞診
乳がんの疑いがある箇所に注射針のような針を刺して、細胞を吸引して採取します。
採取した細胞で、がん細胞かどうかを判断するようです。
検査の結果、悪性腫瘍と判明。
浸潤がん、非浸潤がん、のどちらかと言われ
大阪市立総合医療センターで、詳しく検査をすすめていくことになりました。
入院前の検査
▼検査内容
・血液検査
・尿検査
・心電図検査
・超音波検査
・マンモグラフィ
・CT検査
・RI検査
・骨シンチ検査
・MRI検査
今回の検査で
人生初の血管迷走神経反射※を、おこしてしまいました。
私の血管が細いようで、MRIの検査時の注射針がうまく入らず、連続で失敗。
3回目の失敗直後に、大量の汗が一気に噴き出し意識を失いました。
すぐに看護師さんが処置してくださり、
横になっていたら回復しましたが、
もし採血でフラフラされることがある場合、
最初からベッドに横になって注射をしてもらうことをお勧めいたします。。。
▼告知~手術をするまで
・期間 :約2ヵ月
・検査通院回数:6回(6日)
上記は、状況により異なると思いますので、目安として参考にしていただれば幸いです。
入院後の手術までの流れ
入院当日に、手術について説明を受けます。
・非浸潤がんであること
・全体に広がっていないこと
から「センチネルリンパ節生検※はしなくても良い」と言われました。
※センチネルリンパ節生検
乳がんが最初に転移する脇の下のリンパ節を「センチネルリンパ節」と言います。
手術中にセンチネルリンパ節を摘出し、がんが転移していないかを調べることが出来ます。
前述したとおり、
私は腫瘍が広範囲ではないことから
センチネルリンパ節生検は行わないことにしました。
手術は、入院の「翌日」です。
退院までの流れ
手術後、個人的に記憶に残っているのが下記です。
▼お風呂
手術の「当日」「翌日」は入れません。
髪が洗えないので薄手のニット帽が役に立ちました。
▼移動(トイレ・洗顔など)
手術後は点滴中であることや傷の痛みから、
靴を履くのが想像以上に面倒でした。。。
簡単に履けるスリッポン的なものが◎。
(お箸も洗うのではなく、使い捨ての割り箸がオススメ。)
当初6-7日間の入院を予定していましたが、
傷の回復が順調で「5日間」で退院がすることが出来ました。
※入院期間の注意点
高額医療制度は 月ごとの対応 です。
月末入院~翌月退院 で月を跨ぐと、入院費は2ヵ月に分けて対応されます。
「お金について」に詳しく記載しましたので、ぜひご確認ください。
放射線治療
非浸潤がんは、腫瘍を取り除けば、
ほぼ転移はないと言われています。
ただ体全部を確認をすることは難しいため、
「術後に放射線治療を行い、がんが残る可能性を低くする」というのが一般的な治療のようです。
私も上記の説明を受け、放射線治療を開始することになりました。
▼放射線治療
・治療回数 :16回
・1回の照射時間:約5-7分程度
上記は状況により異なると思いますので、目安として参考にしていただければ幸いです。
※照射時の「痛み」
私は、ほんのりあったかく感じる程度で、痛みはなかったです。
4-5日頃から照射部位が赤黒くなり、火傷のようなつっぱった感じになりました。
連続した日にちで照射する必要があり、
月~金曜の5日間で約3週間、通院しました。
照射時間は短いですが、毎日病院へ行く必要があります。
お勤めの方は
「時間休※が取得できるか」
勤務先へぜひ確認してみてください。
※時間休(時間単位年休)
時間単位での年次有給休暇の取得を有効とする制度です。
原則として、年次有給休暇は1日単位で取得しますが、
時間休だと「1時間単位」で取得が可能です。
入院時に購入していた「前空きブラ」が、ここで大活躍となりました。
脱ぎ着がとても楽で、ほぼ毎日照射が必要な放射線治療には
本当におすすめです。